先日 日本に帰国してきた。 いつも付き合ってくれる飲み友達に会って気晴らしをするのが主な目的の帰国
その時
元東京の店のスタッフが 煩悩オヤジさんのブログは長すぎるんで途中で読む気が失せます。
一か月に2度程度の更新ではなくて 小出しにしたらどうですか?一つの内容でも十分ですよ。
と言われた。
ということで 素直に人の意見に従う柔軟さを持つ私
今日は 蕎麦 のことのみに限定して短めにといたします。

この元スタッフの若者と前回あたりから 蕎麦屋巡り というコンセプトで飲みに出かけてきた。
飲むといっても私の場合、昨今の胃腸の不調も手伝って せいぜい3~4杯程度軽めの酒類しか飲めない私である。
蕎麦 ということで 名店に行ってみないと!ということで 中々予約が取れないという知る人ぞ知る名店に行ってみた。 例の無責任な 食べログ の評価にもつられて。
場所は神田付近 行ってみると 開店前に我々以外の予約客二組 開店時間を少し過ぎたころどうやらオープンしたようだ。 古びた古民家の脇の細道の奥に同様な古びた一軒家がその店
店主一人である。想像より若く40手前に見える。 店内は元個人開業医のような佇まい、靴を脱ぎ下駄箱へ自分で収納 カウンター4席 こじんまりとしたテーブル席5席ほど 15人の入れればいいところ
あっという間に席は埋まってしまうのだろうと想像するも 我々の滞店時間1時間弱で 開店待ちの二人ずれ二組以外は来店なし
予約が取れないというのはそんな都合で 一人で切り盛りする都合上時差でお客の予約を受けている。 いわゆるフレンチレストラン等の方式のせいだと理解
通をうならせる蕎麦 これを期待していた我々 オーダーは二種盛の蕎麦のみ
○○産です。 ○○産です。 とそば粉の産地のことを言ってのんびりのんびり蕎麦はやって来た。
結果
分からない のである。 この店の凄さが私には。
つゆは薄め ワサビやネギも付かない。
麺はどうか? もちろん手打ちだが 前回の老舗名店で食べたような コシや香り うま味など私には分からなかった。麺も水っぽい。もちろん産地の味の差についても。薫りも特にない。と感じた。
隠れ家風の都心の一軒屋 なかなかこんな場所にこんな店は無い! これが私の感想 これのみである。
2人で店を出てから首を傾げた。 俺には蕎麦が解らない 蕎麦の奥深さを感じてショックを受けてしまった。
二軒目に予定していた 蕎麦居酒屋は中止 頭の中のもやもやを払拭できずに今流行りの立ち飲み風居酒屋で サワーを150円の定番つまみで流し込んだ夜であった。
蕎麦は奥深すぎる ハードルが高すぎる 解らない そう感じた夜であった。
私の中の 旨い蕎麦は 濃い目の辛口のつゆにコシのあるつるつるした触感の中に丸ではない四角く角のある麺の抵抗を受けながらすすりこむ薫り高きしょっぱい食い物なのだが。